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2018/12/11

吾輩は押し鮎である。名前はまだない!?の巻の1A

吾輩は押し鮎である。名前はまだない。

何でも平安時代の初めごろからしばらくはスイスイ泳ぐ鮎だったことだけは記憶している
新年に健康と長寿を祝う儀式としての「歯固め」などと言われ「押し鮎」にされていた。
吾輩はここで初めて人間というものを見た。
それがこれである

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こんな人間もいた。

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その刷毛でくすぐり倒されることからどれほど泳ぎ逃げたことか

かわいい顔して人間は恐ろしいものである

しかもあとで聞くとそれは「製菓学生」という人間の中でも一番無邪気な種族であった

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今にもその大きな銅鍋で我輩をすくい捕ろうとしている魂胆がみえみえだ

しかし吾輩は長い時を経て今ではまるで違うものへと変貌を遂げたのである!

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吾輩は餅の中に包まれ宮中雑煮の中へと飛び込んだり、

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白餅に紅餅が加わったり、そしていつしか吾輩は甘く煮られて白味噌などにも乗せられるようになった

甘さの中にも塩味と吾輩の香りが調和され和菓子という世界の仲間入りをすることとなった

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あの「押し鮎」だった吾輩は「牛蒡」へと生まれ変わり、今では京都の初釜のお菓子として

欠かせない『花びら餅』という代物になったのである

新年になると和菓子屋で売られているから購入してみてほしい

ちなみに1個300円~高いところで500円するらしい

 

さて吾輩はこんな話を耳にした

この製菓学生というのは時々我々和菓子をつまんではピースなんぞをしながら

食うという話である・・・

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お粗末さまでした(・・・1A担任)

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