中国料理は、数千年の歴史を背景として北京、上海、広東、四川などの系統に分けられ、それぞれ特徴ある味が生まれました。
それらを踏まえ、各系統を代表する料理や鍋、火の使い方をその基礎から学んでください。
豪快に仕上げる印象のある中国料理も、近年は諸外国の影響を色濃く受け、緻密かつ流麗な「ヌーベルシノワ」という言葉により劇的に進化しています。
ただその斬新さも、伝統的な技法あってのもの。まずは炎の熱気を感じ、自在に操るための技術習得を目指しましょう。
客員橋本暁一先生
元シェラトン都ホテル東京「中国料理 四川」エグゼクティヴシェフ
日本の四川料理の祖・陳建民氏の直弟子。2009年に「現代の名工」として表彰。2011年には黄綬褒章を受章。現在は後進の指導にあたっている。
専任白井祐二先生
調理技術部部長。本校卒業後すぐに入職し、調理助手・助教として勤務の傍ら、中国料理店で修業し、現職へ。
専任竜崎常明先生
フォーシーズンズホテル椿山荘(文京区・関口)にて副料理長を務める傍ら、中国各地方での研修・修業を経験し、現職へ。
卒業生山崎京助先生
日本橋紫苑(中央区・日本橋)総料理長
1997年卒業。銀座アスター食品(本社・品川区)に入社。お茶の水賓館を皮切りに、20年にわたり同社にてキャリアを積む。2016年、同グループの日本橋紫苑(中央区・日本橋)の総料理長に就任。